手首の痛み
こんにちは🌞
トレーナーの松村です!
腱鞘炎?
去年から弓道を再開したのですが(高校生ぶり)この冬、道場が寒すぎて驚きます⛄️
冷たくて冷たくて震える(西野カナ風)
ふと、学生の頃大きなケガはそれこそ無かったものの、この寒い時節頃に弓を引く動作にて
手首が痛い。
そんな状態が長らくあった事を思い出しました。
普段から病院など行かないタチでしたが
結構長引き、手首痛くて弓引くのキツいという事もあり。しぶしぶ近くの整形外科へ受診。
昔の事で良くは覚えていないけどー
良くは診てもらえなかった事だけは覚えてます(笑)
明確にケガをしたという場面も無く、いつの間にか痛かった。という事もあったからか、触りもしなければX線も撮られなかったし。
腱鞘炎でしょ。
みたいな感じで湿布貼られて帰った覚えがあります。
今となってみれば
もっとしっかり診ろよ!って普通に思います。
ゆるせねぇ…
結局痛みはしっかりと引きもせず、3年の部活を終えました。
数年前までは、冬の寒い時期に似通った手首の痛みを感じる事もありました。
それも近年では、パタリとでなくなりました!
どうやら
使い方が悪かった。
シンプルにそんな感じです。
傷病名を付けるのであれば腱鞘炎
でも、それが何故痛いのか、どうしたら良いのか。患者さんの目線に立ち返ると
それが知りたいんだよなぁ、、、
と改めて思いました。
さて、過去の話はさておき
現在、トレーナー活動をしているのですが、チアリーディングチームの選手が練習中に手首を痛めてしまい、その時に注意しなければなと再認した事があったので、記事にしてみます。
油断大敵!手首の痛み
怪我の発生は、私がチアジムに伺う前日でした。
訴えとしては右の手首と親指が痛い
特に親指に関しては動かすのも怖いくらいと言う事。
ぱっと聞いても、かなりガッツリやった感じ、、、
どの様に痛めたか聞いたところ、ちょうど練習の様子を撮る為に動画を回していたらしく。その実際を観る事ができました。
チアのスタンツ(選手を数人で持ち上げて上で演技をすること)で、落ちてきた選手を受け止める際。
右手の親指で受けてしまい、手を開いた状態からさらに伸展(開く方向)に伸ばされていました。
こうやって怪我の瞬間を観られる事は重要で、怪我の仕方によって一体どんな損傷が起きているのかをある程度考察できるからです。
怪我の瞬間なんて意外と本人も覚えていないもので聞いても曖昧な事が多かったりします。
診たところ
・手のひらの母指球の腫れ
・親指の関節がほのかに内出血
前日の怪我で熱感(炎症反応)も強く感じるかと思いましたが、その日は夜で気温がとても低かったからか、めちゃくちゃ手が冷たい状態。
痛くてアイシングもずっとやってくれていたらしい。
そこまで冷えていれば、それ以上に冷やし過ぎる必要はないかなと考える。
母指球は触ると強い痛み
親指の第一関節、第二関節ともに軽い圧痛(押して痛い)
動きは親指をゆっくり曲げるのは大丈夫そうで
伸ばす方向はやっぱり痛い。のでそんなに動かさない様にする
純粋に靭帯を痛めてるのか、、、?
でも母指球の強い腫れと痛みが気になる。
そこでスナフボックス(嗅ぎタバコ窩)の圧痛を探ってみる。
するとその部分に強くは無いけど、嫌な痛みがあると言う。
ここの痛みはちょっと怪しいぞ、、、
と言うのも
そこの痛みを特徴とする舟状骨骨折があり
この骨折は、もともと血流の悪い骨と言うこともあり。
治りが遅く、場合によっては偽関節と言う状態になりかねないからです。
偽関節:骨折した骨がくっつかずに関節の様に動いてしまう状態。
手の力が入りづらいなどの弊害を起こすため注意が必要。
偽関節が起きてしまうと大変怖いので、早急に整形で画像診断(X線など)をしてもらう事に。
上で散々言いましたが、画像診断や手術は病院に任せるしかないのです。
完全分業
結果は舟状骨の挫傷と親指の靭帯損傷
まずは骨折では無かった事に一安心
でも、経過をしっかりと追わなければなりません。
舟状骨の骨折はX線で写りづらい場合もあるので、MRIの選択も視野にいれます。
長くなりましたが、怪我をした時にあらゆる怪我の想定をする事
そして、何が起きていると一番まずいのか。それがあるか無いかの検査し可能性を潰していく事の重要性。
また一から意識を持ち直し、学ばなければと思います。
大きな怪我の発生する可能性がある現場で
自分がプロとして出来る事
最大限に出来る様にしなければ—-。
また、怪我など気付きがあれば記事にしていきます!
バイバイ!!